2019-12-07から1日間の記事一覧

三島由紀夫の美

三島の小説を読む時、僕は美の奔流に吐き気さえ催すことがある。 その嘔吐感の伴う美感覚は、作品自体に備わっている美とは少し違う。 それは三島自身の、あまりに複雑で、あまりに切実な美そのものなのである。 その気迫に当てられて、僕はすっかり顔が土気…